こんにちは!さくらです。
今回は、「重症妊娠悪阻を知って欲しい②」と題しまして、つわり経験の続きを綴っていきたいと思います。
【大地獄の9週目】
ついにやってきました!本当のピーク、9週目!
氷で命を繋ぐ
段々と水も受け付けなくなってきた頃、私が欲したのは氷🧊でした。
もう起き上がることは出来ないので夫にお願いして1キューブずつ口に入れてもらってました。(親鳥が雛鳥に餌をあげるがごとく)
この時もわざわざ「氷持ってきて」と呼び付けているにも関わらず、夫の匂いが無理なので寝室に来てくれた時は息を止めるという失礼をかましてましたが、こちらは生死を彷徨っていたので許して欲しいです……🫠
そろそろ限界
この時の私は、もはや呼吸と吐くことしか出来なくなっていました🤮
辛うじて食べられていたゼリーも吐くようになります。
それどころかポカリや水も吐くようになります。
いやそれどころか何も食べなくても飲まなくても、変な色(主に緑)の液体を吐くようになりました(調べたけど色がついてるのは胆汁?だったのかもです)。
喉乾いてるのに何も飲めないし、吐きすぎて目の前がバチバチしてくるし、本気で「ああ、これ死んじゃう」と思いました。
入院を懇願
産むつもりの病院の初診が、4日後だったのですがそこまで生き延びる自信がなくて何とか夫に仕事の都合をつけてもらい次の日に連れて行ってもらいました。
こりゃ入院だなと思ったので、夫が入院の準備をして病院へgo!(この時しっかり入院セット持って行って本当に良かった)
もちろん赤ちゃんの無事や成長は気になるけど、それ以上に赤ちゃんの入れ物である私の人生が終わりかけてたので、とにかくつわりがつらい旨を先生に伝えて、出来るなら入院させてくれと懇願しました。
結果、以下の状況から、入院が決まります。
・食べ物はもちろん水も飲めない
・毎日たくさん吐く
・体重が妊娠前よりすごく減ってる(私の場合2週間で6キロくらい落ちた)
・尿ケトンが陽性(これは医学の知識がないからあまり分からないのですが、食べられてなくてエネルギーを摂取できてないと体からケトン体というのが放出されてしまうらしいです。私の場合3+という値で、紛れもない陽性だったみたいです)
焦らされる入院(助けて)
やっと点滴してもらえる😭と思ったのも束の間、そのクリニックはベッドが空いてないと言われて近くの市立病院を紹介されました。
紹介状をもらうのと紹介された病院へ移動するのに1時間ほどかかり……
やっと紹介先の病院に着き「もう何でもいいから早く点滴してくれ」と思ったのですが、ご時世柄、PCR検査をして陰性でないと入院できないと言われ、検査結果待ちにさらに1時間😇
仕方ないのは分かっていますが、前のクリニックからの待ち時間を考えたら体力の限界で本当にぶっ倒れそうだったのを覚えてます。
この待ち時間で入院の書類やらを書いていたのですが、意識が朦朧とし過ぎて自宅の住所が思い出せず…
「住所………なんだっけ?」と力なく旦那に聞いたら結構びっくりしてました。
脱水が酷すぎて意識障害が出始めていたのかもしれません😅
今考えたら住所分からないなんて事あり得ないので、本当に怖いです……🥲
ようやく入院するも点滴が入らない😇
そんなこんなしているうちに、晴れてPCR検査の結果が出てようやく病室に!
やっと…やっと恵みの点滴をスタート!かと思いきや、中々針が刺さらず「別の人呼んできますねー…」と看護師さんが3人くらい代わる代わるに現れました。
普段から採血の時に血管が見つかりにくく手こずるのですが、今回は加えてひどい脱水のせいで血管が細くなっていたらしく血管探しに時間を要したみたいです😇
最終的にベテランの雰囲気を漂わせた看護師さんが私の血管を発見してくれまして、点滴できるようになり少し安心しました。
入院したその日は夕方から深夜0時くらいまでで一気に2リットルくらい点滴してもらい(こんなに入れたのに翌朝まで一回もトイレ行かず…!)、本当に楽になりました。
無理せずに(まぁもうあれ以上我慢する事はできなかったですが……)病院に行くことを決断して本当によかったです。
そして病院に運んでくれた夫に感謝です🥲
こうして、私の人生初の入院生活がスタートしたのでした……
今回は一旦ここまでにしたいと思います。
思い出すだけで泣きそうな回でした🥲
また次回もよろしくお願いします。